たまねぎ屋読書感想

2017年9月 6日 (水)

「陽気なギャングが地球を回す」




たまねぎ屋読書感想イラストは、人気作家伊坂幸太郎さんの、「陽気なギャングが地球を回す」です。

こちらは映画化もされ有名ですね。
観たいな、と思ってはいたのですが。
成瀬、響野、雪子、久遠、四人のメンバーそれぞれが特異な能力を活かし、プロの銀行強盗として飛び回ります。
出来過ぎ感は否めませんが、そこはフィクションとして楽しみます。
次から次へと伊坂幸太郎ならではの疾走感です。

映画は大沢たかおさんだったかな?好きなんですよね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年8月19日 (土)

浅田次郎「お腹召しませ」




たまねぎ屋読書感想イラストは、浅田次郎さんの短編集、「お腹召しませ」です。

時代小説ですが、江戸の終わり、武士もそろそろ終末を迎えるであろうとみながそわそわしているのが背景でして。
腹なんぞ詰める人どころか、人を切ったこともない武士ばかりで、そんな中責任を取らされ腹を切れと命じられる武士や、そんな中でも武士として生きたいと願う武士、それぞれの人間の生き様がユニークに描かれています。
物語だからこその人間ドラマ、ぜひ読んでいただきたいです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年8月 6日 (日)

池波正太郎「剣客商売」




たまねぎ屋読書感想イラスト、今回は池波正太郎さんの「剣客商売」です。

長いことかけて集めて、全16冊読み終わりましてね。
もともと「剣客商売」はテレビで祖母とお昼食べながら見ていました。
なので藤田まことさんの小兵衛のイメージが強いです。

その祖母も亡くなり、気がついたら小説を読みだし、母親まではまり、全冊どころか番外編まで読んでしまうほど、恐ろしい魔力のある時代小説です。
短編が基本ですが、人情味ある小兵衛家族とそのまわりの人々の粋な生活がよいのです。
移り行く季節と日々の食事が魅力的です。
わたしとしては大治郎と美冬が好きでしたが、最後まで読み進めると、はるのよさにしんみりします。

ぜひ読んでいただきたいですが、はまるとやばいですよ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年7月16日 (日)

「博士の愛した数式」




久しぶりたまねぎ屋読書感想イラスト、小川洋子さんの「博士の愛した数式」です。

この作品は映画から入りまして、数学博士である博士の俳優さんが頑固でやさしくてぴったりでした。
博士とルートと家政婦さんの関係がやさしく紡がれていて、ラストはじんわり泣けてしまいます。
作品に散りばめられた素数や友愛数、数学の話も嫌味なく勉強になりますよ。
「きみの利口な瞳を見開きなさい」という言葉は、身に染みますね。
日常の光るものを見落とさず生活したいものです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月18日 (木)

「マボロシの鳥」




たまねぎ屋読書感想イラスト、今回は一時期けっこう話題になってましたね、爆笑問題の太田光さんの「マボロシの鳥」です。

短編集なので、全九話分イラスト描いて見ましたが、ほんと各々世界観が違いバリエーションに富んだ一冊でした。
わたし個人太田光さんが好きだからかもしれませんが、「人類諸君!」と「マボロシの鳥」のテンポの良いものがおもしろかったです。
向田邦子全集の解説も手がけているようなので、お好きなのでしょう、「冬の人形」を読むと向田邦子の人間ドラマを彷彿とさせるものがありました。
タイトルにもなっている「マボロシの鳥」の王タンガタの人間性が美しくて胸に残りました。
この一冊だけでは到底計り知れませんので、また別の作品を読んでみたいです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月11日 (木)

「長崎ぶらぶら節」




たまねぎ屋読書感想イラスト、今回は「長崎ぶらぶら節」です。

こちらは映画化されたこともあるし、直木賞も取ってるなかにし礼の有名作ですね。
貧しい日本から戦争と、時代に翻弄されながらも、強く純粋に、女っぷりの良い愛八の生き様に胸打たれます。
愛八が古賀と忘れられて行く唄を探す前半から、後半の胸が痛くなることといったら!
女として何か残したい愛八の気持ちも痛いほどわかります。
そして愛八が執着するお雪の美しさも堪らないです。

芸を磨き生きる女たちの、唄が繋いだ物語です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年4月20日 (木)

「魔神航路2–伝説の巨人–」




たまねぎ屋読書感想イラスト、今回は仁木英之さんの「魔神航路2–伝説の巨人–」です。

以前一巻を描きましたね。
二巻は、現代に戻された信之とテューポーンたちは、また神の世界に旅立ちます。
今回は前回あまり出てこなかったミハルちゃんが、まさかのマジカルプリンセスになっちゃいます。
魚たちがとんでもなくかわいいので必読ですよ。
恐ろしい伝説の巨人ギガスを操る武官と、王妃との禁断の恋も切なく盛り上げてくれます。

冗談みたいな作品ですが、わたしは仁木英之さんの作品のファンなんですよ。
「僕僕先生」たまらなく好きです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年4月10日 (月)

三島由紀夫「夏子の冒険」




たまねぎ屋読書感想イラスト、今回は三島由紀夫の「夏子の冒険」です。

こちら北海道舞台のクマ退治の中、燃え上がる若者の恋の話です。
クマは恐ろしいですが、主役を囲む登場人物が実にコミカルで、とにかくおもしろいですよ。
夏子の自由奔放さに振り回されちゃいましょう。

ただ一つ、ラストがやはりな予想通りになってしまって、夏子に腹が立ったりしましたね。
だから勝手に彼らの五年後とか想像したりして。
もっと若いときに読んだら夏子に共感したんですかね?

でも夏子の人物像は最後までぶれず、強い新しい時代の女を描き切ったさすがの三島由紀夫です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年3月10日 (金)

「生き物を飼うということ」




たまねぎ屋読書感想イラストは、木村義志さんの「生き物を飼うということ クワガタからニシキヘビまで」です。

こちら昆虫を飼いたい方はもちろん、昆虫苦手、という方にもおすすめです。
わたしもですが、大人になるとわけもわからないくらい虫が苦手になったりしますよね。
この本は著者の実体験を踏まえた、捕って、育て、増やすまでをわかりやすく教えてくれます。
昆虫だけでなく、魚やヘビなんかも載ってて興味深いです。
それぞれとの正しい付き合い方をぜひ知っていただきたいと思います。
そんな一冊です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年2月 8日 (水)

三島由紀夫「女神」




たまねぎ屋読書感想イラスト、今回は、三島由紀夫の短編集「女神」です。

実はわたし三島由紀夫好きなのですよ。
いろいろ読んだわけではないですが、この人の美学に惹かれます。
本のタイトルにもなってる「女神」はまさしく強く美しい三島の理想なんですかね。
一方男の弱さを全力で出していく、そこがかわいいところです。
恋をテーマにしたものばかりで二月に読むにはぴったりですよ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)